眼科診療

ケーアイ動物クリニックの眼科診療の特長

眼は複雑で分かりにくい器官です。
専門的な設備、そして知識と技術が必要です。

01

眼科検査用の
診察室

当院は調光可能な2種類の電灯がついた眼科検査用の診察室を備えています。眼科検査時は暗室にするため、外光が入らないよう配慮しています。飼い主様も一緒にご入室いただけるので、動物たちも安心して診察を受けることができます。

02

専門的に検査・診断
できる設備

角膜網膜の状態、視覚機能や眼圧など多角的に眼を調べるための各種眼科検査機器を備え、専門的な診療を行っています。また、分かりにくい眼の病気や治療の経過など、時間をかけてできる限りわかりやすくご説明するよう心がけています。

03

地域に密着した
二次専門診療

当院ではかかりつけ医と連携をとりながらの二次診療(眼科治療)を大切にしています。ご紹介いただいた症例は必ずご報告いたします。また、学会・学術活動も精力的に行い、鹿児島はもちろん、動物医療全体の発展に貢献できるよう努めています。

こんな症状
ありませんか?

眼のトラブルは飼い主様に気付かれないまま進行していることが多い疾患です。些細な変化でも早期受診することで視覚を取り戻したり、より長く「見える」眼を守ることができる場合があります。次のような症状がみられたら、早めにご相談ください。

  • 眼が赤い
  • 眼を痛がる、
    こする
  • 目ヤニや涙が多い
  • 眼が白く見える
  • 眼にできものがある
  • 眼が見えていない
    (物にぶつかる)

治療事例

あらゆる選択肢の中から、
最善の治療方法を追求しています。

[事例1]白内障

水晶体という眼の中にあるレンズが白く濁っていく病気です。進行により徐々に失明していきます。犬の白内障は、人の加齢による白内障と違って眼に炎症を起こすことがあり、さらに進行すると緑内障や網膜剥離などの他の眼疾患を引き起こす原因にもなります。

治療内容

基本的な治療法は手術になります。症例によっては手術をしても視覚の回復が見込めない場合もあるため、まずは手術適応か否かの判断を行うことが重要です。

※現在のところ当院では白内障手術適応の診断・内科管理を行い、手術適応の症例に関しては県外の信頼のおける眼科施設をご紹介しています。

手術前
手術後

[事例2]緑内障

眼内の水圧(眼圧)が上昇する病気です。人の緑内障と大きく異なり、短期間で失明することが多く、痛みを伴います。他の眼科疾患から続発して起こることも多く、その場合は基礎疾患も同時に治療が必要です。

治療内容

治療は急性期と慢性期によって異なります。急性期の場合は視覚の回復を目指すため緊急的な処置が必要です。内科的な治療のほか、隅角インプラントというバイパス手術を行うことにより視覚と眼圧の維持を目指します。慢性期の場合は視覚の回復が見込めないため、痛みを除去するために強膜内義眼挿入術、眼球摘出術、硝子体内薬剤注入術などの手術が必要となります。

急性緑内障に対して隅角インプラント設置手術を行った症例
手術前
手術後
慢性緑内障に対して眼球摘出術・義眼挿入術を行った症例
眼球摘出術
義眼挿入術(右眼が義眼挿入後)

[事例3]潰瘍性角膜炎

角膜は眼の一番表面にある透明な薄い膜で、そこに問題が起こると視覚に障害が出たり、痛みが出たりします。潰瘍性角膜炎は角膜に傷が入った状態で、浅く軽度なものであれば1週間ほどで治癒しますが、傷が深い場合や他の要因が絡むと治癒が遅れ、最悪の場合は孔が開いてしまったり、失明することもあります。

治療内容

単純な角膜潰瘍であれば点眼治療で経過を見ますが、例えば細菌感染や異所性睫毛(逆さまつげ)、涙膜疾患や他の角膜疾患が併発する場合、潰瘍が深部にまで及ぶ場合は手術まで視野に入れた集中的な治療が必要となります。

角膜変性症を併発した角膜潰瘍に対して角結膜転移術を実施した症例
手術前
手術後

[事例4]眼瞼内反症

眼瞼(まぶた)は眼球の保護・涙液の分泌分散・異物の除去などさまざまな働きを持っています。種々の原因により眼瞼が内反した状態を眼瞼内反症と言い、角膜に直接皮膚や被毛が当たることで様々な角膜疾患の原因となります。内反の原因として原発性(好発品種など遺伝的素因によるもの)、続発性(結膜や角膜などの眼疼痛由来)、老齢性(眼瞼の組織の緩みや脂肪の減少)などがあります。

治療内容

原因疾患がある場合はその治療から行います。多くの場合は眼瞼手術が必要となり、角膜の治療と平行しながら行うこととなります。

眼瞼内反症(犬)
手術前
手術後
眼瞼内反症による潰瘍性角膜炎(犬)
手術前
手術後
眼瞼内反症(猫)
手術前
手術後

その他の治療事例を見る

ご予約の流れ

当院は緊急時の場合を除いて、
事前予約制にて診療いたします。
眼科診療のご予約は、
以下の3つのパターンがございます。

飼い主様から
直接ご予約する場合

初診の方は約1時間かけてじっくり診察します。診察時間についてご案内しますので、お電話にてご予約ください。再診のご予約はお電話または診察券アプリから可能です。

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他院様からのご紹介で
飼い主様がご予約する場合

まずはお電話ください。これまで使っていた目薬や紹介状があればご持参ください。再診のご予約はお電話または診察券アプリから可能です。

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獣医師の方からご相談・
ご紹介いただく場合

以下の紹介依頼フォームをご利用ください。確認後、当院よりご連絡させていただきます。

紹介依頼フォームはこちら

設備

当院は眼科診療のための専門設備を整えております。

スリットランプ

前眼部検査機器。ワイヤレスカメラ内蔵で、撮影画像をその場で確認いただけます。

網膜電位計(ERG)

赤色・青色光による網膜スクリーニング検査に加え、網膜機能を調べるERG検査も可能です。

双眼倒像鏡

眼底検査に用います。両眼で眼底を立体視できるので、視神経乳頭の観察に有効です。

眼底カメラ

iPod touchと組み合わせて眼底観察から撮影まで行います。

眼圧計

動物の種ごとの設定で正確な眼圧測定を行います。点眼麻酔不要、数秒で測定できます。

眼科手術用顕微鏡

優れた光学系を持つZEISS社製の眼科手術顕微鏡。患者様の眼に負担が掛からない照明で、さまざまな眼科手術が行えます。

獣医師の方へ/
紹介依頼フォーム

当院は他院様からの眼科の紹介診療の
ご依頼を受け付けています。
診察後、紹介医様には後日診療報告いたします。

下記のメールフォームに必要事項をご入力のうえ送信してください。なお、緊急性が高い場合は直接お電話ください(099-268-3337)。診療状況によっては診療報告にお時間がかかる場合がございます。予めご了承ください。

※[必須]項目に入力漏れがございますと正しく送信できません。
※ご利用環境、迷惑メール対策等の設定により、お返事が届かない場合があります。@k-i-ac.comからメール受信できるように設定をお願いします。
※1週間以上経過しても弊院から返答がない場合、入力いただいたメールアドレスに誤りがあるかメール受信設定が、弊院からのメールを受け取れない設定になっている可能性がございます。誠にお手数ですが、その際はお電話にてご連絡ください。

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